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2015年9月5日(土) 東京大学駒場FC インタビュー記事
長年の歴史を誇る東京大学駒場FC
彼らが今まで積み上げてきたものとは―
(取材・写真:松永麻子)
2年連続でアットホームカップ本大会の切符を手にした、東京大学スポーツ愛好会サッカーパート(通称はサカパや駒場FC)の各代の代表に話を聞いた。
-東大と聞くと少し硬いイメージがあるのですが、チームの雰囲気はどのような感じですか?
そんなことはないです。普段の練習では、楽しさを忘れずにかつ真剣にサッカーをしています。サカパのオンオフの切り替え、サッカーに対する熱い思いは東大内のどのサークルにも劣らないと思います。1年生から4年生まで、時には10年前のOBさんが遊びに来てくれることもあります。歴史が長いサークルなので縦のつながりが深いです。




-では普段はどのような練習をしているのか教えてください。
練習メニューは各代によって変わるのですが、その代によって強みや弱点が違うので、今の自分たちに足りない部分を考えながら決めています。楽しさを忘れないために、練習内ゲームで負けた人には、罰ゲームとして筋トレをやらせたりしています。
練習は月曜日・土曜日の18時から21時まで東大駒場キャンパスのラグビー場で行っているのですが、一回一回の練習を大切にしています。自分の大学で、しかも人工芝で練習できる環境に感謝したいです。練習の後はマネージャーも連れてみんなでご飯に行きます。ここがサカパのオンオフの切り替えの象徴です。


-可愛いマネージャーばかりですが、マネージャーはどのようなことをしていますか?
はい、可愛いです(笑)来てくれるだけでも有難いのに、氷を買ってきてくれて、ボトルの入れ替え、タイマー・笛の管理、ボール拾いまでしてくれています。練習には毎回誰かしらマネージャーが足を運んでくれています。インカレなのでいろいろな大学の人がいますが、凄く仲良く思えます。サカパを選んでくれてありがとう。





-サカパならではの特色はありますか?
他のサークルは3年生が主体ですが、私たちのサークルは2年生が主体で行っています。代表も副代表も2年生です。マネージャーも仕事はほぼ1・2年生が行っています。秋には今の1年生に世代交代なので忙しないです。今の時期から2年生で話し合って代表を決めていますが、発表当日まで誰が代表になるかは分からないので1年生はドキドキでしょうね。



向上心を忘れず今できるベストを尽くす

-今年の学内戦の感想について聞かせてください
決して毎年優勝できているわけではないので、準決勝・決勝は厳しかったです。けれど、去年優勝したというプライドもありますし、絶対負けたくないという思いが強かったのだと思います。


-本大会での注目選手は誰ですか?
もちろんFW10番の田中駿也です。俊足で球際のボールが得意です。チームのムードメーカーでもあります。本大会では是非彼の熱いプレーに注目してもらいたいです。



-最後に本大会への意気込みを教えてください
まずは一勝です。去年は一勝もできなかったので。本大会では各大学から勝ち上がってきたチームと戦うわけですから、厳しい試合にはなるでしょうが、サカパらしいプレーができればいいかなと思います。そしてサカパの歴史を塗り替えたいです。頭脳でもサッカーでも勝てたらかっこいいですよね(笑)





東京大学駒場FC 予想フォーメーション

大久保

田中(駿)    澤  

垣内     二上

田中(琢)

芦田   古田部   村上   濱道

高尾
練習中のプレーヤーの温かさ、マネージャーの仕事ぶりが印象的であった。冗談を交えながらも、真剣な眼差して対応してくれたサカパの本大会での活躍に期待したい。

代表:田中琢也
1994年10月18日生まれ。
発寒中学校→札幌西高校
高校時代に選手権予選北海道大会出場。
中盤での体格を生かした守備と空中戦の強さでチームを支える。


副代表:大久保森敬
1994年8月13日生まれ。
北中野中学校→城北高校
高校時代はサッカー部において絶対的エースとして君臨し全国大会出場を目指した。
大学入学後も現サークルにおいて体格を活かしたプレースタイル、GK以外のどのポジションもこなせるユーティリティさを買われ、副代表としてチームを索引している。


副代表:高尾敦
1995年6月6日生まれ。
海城中学→海城高校
文武両道がモットーのサッカー部で守護神を務めていた。守りの要としてチームの私学大学BEST4、関東大会BEST16に貢献。
大学入学後は体格に恵まれないながらも、気持ちの入ったプレーでゴールを守っている。